05月24日付 日経新聞の報道「琴欧洲が初優勝 大相撲夏場所」へのコメント:

今場所は終盤まで二横綱と琴欧洲の優勝争いが見ごたえがあり、いつもになく盛り上がっていたように感じました。やはり横綱ばかりが強いというのも、それはそれで面白いのでしょうが、ファンはマンネリを感じていたのか、新しく琴欧洲という一味違った力士が現れたことがスパイスとなり、満員御礼の回数も多かったようです。

それにしても琴欧洲。先場所の相撲と休場の不甲斐ない様子を見ていたので、今場所でこんなにやってくれるとは思いもしませんでした。いい具合に休めて右膝の怪我の具合も良くなったのか、悔しさから一念発起したのかは分かりませんが、本来の力を出せたのでしょう。前半まではただただ角番脱出を願って応援していたのですが、それがいつのまにか優勝への願いに変わってしまいました。それが二横綱を破っての千秋楽を待たずに優勝という結果。相撲を見てもただのまぐれでは決してなく、実力をかね合わせて力で取ったものだと感じました。

何日目で誰との対戦だったかは忘れましたが、激しい相撲になって相手が体勢悪く土俵下に落ちた相撲がありました。その時の花道を引き上げる際に琴欧洲が開口一番口にした言葉は「相手大丈夫だった?」の一言だったとのことです。それを放送で聞いて、非常に琴欧洲らしいなと思いました。相撲は格闘技。相手を敬う精神がなくてはスポーツとして成立せず、ただの果し合いになってしまいます。琴欧洲の一言はそれを上回って、なにか温かいものを感じさせてくれました。

あと、今場所注目した力士は安馬と稀勢の里の二人です。安馬はそれほど太れない体質なのかもしれませんが場所ごとに体が出来てきて、ここ数場所は関脇の地位を守りつづけて存在感を表しています。稀勢の里は力強い相撲で上位陣を組み伏せていくところが魅力で、強いものに対して全力でぶつかっていくところが見ていて清々しいです。二人とも大関・横綱に対して好成績を上げていて、場所全体を盛り上げる一因になっているといって間違いない存在だと思います。

来場所の琴欧洲は角番から一転、綱取りの場所になるわけですが、今場所の相撲が続けて取れるようなら、かなり面白くなると思います。横綱の二人も終盤怪我をして座布団を大いに投げられていましたが、来場所はその屈辱を跳ね返すくらいの力を示してくれることでしょう。
04月04日付 日経新聞の報道「沖縄尚学が9年ぶり2度目の優勝」

 どちらかといえば聖望の方を応援していたので、あれだけの大差を付けられるとちょっと凹みますね。準決勝までは投手が粘って投げていた感じがしていたのに、ここまで打ち込まれるとは。しかも完全に押さえ込まれるし。やはりこの辺が強豪校と初出場校の違いなんですかね。まあ、結果沖縄の皆様の勝ちということで。沖縄では久しぶりの明るいニュースといった感じなんでしょうか。多少の悔しさは残りますが、それに貢献できただけでも良しということにします。沖縄の皆さんおめでとうございます

 ちなみに応援してた割に、聖望高校のことを全くといっていいほど知らなかったです。自分が受験の時には、そんな高校のデータまったくなかったので。やはり同じ県内といっても広いものなんですね。
03月20日付 日経新聞の報道「両横綱が相次いで敗れる・千代大海はかど番脱出」へのコメント:

 今日家に帰ってきたら、弟と母が嬉しそうな顔をしているので何のことかと思ったら、案の定スポーツ関連の話だった。
「白鵬がぁ」「朝青龍がぁ」「浅田真央がぁ」
といってかまかけてくるので、
「負けた」「負けた」「こけた」
と適当に言ったのだが、正答率は6割5分を超えた。

 正直、朝青龍が復帰して以降(まだ2場所目だけど)の大相撲は、横綱以外が優勝する気がまったくしない展開になっている。さすがに全勝で千秋楽を迎えることはなくなったが、それでも2人の力は素人目にも抜きん出ていて、危うい展開になっても負けない安定感はさすが最上位力士と言ったところだ。

 その二人が今日負けた。白鵬のそれは対応し切れなかったタイプの負けで、朝青龍のそれは力負けだった。技術的、精神的にどちらの負け方がより悪いかは分からないが、個人的には朝青龍の負け方のほうがショッキングな感じがした。今場所の朝青龍には強さの底が見えなかったのだが、それが見えてしまった気がしたからだ。一方白鵬の2敗は両方とも予想しなかった、油断したといったタイプの負け方だと思う。

どちらが優勝するかは終わってみなければ分からないが、横綱が負ける瞬間を見るのがこれほど楽しみにされると言うのも、二人の強さを証明しているだろう。しかし、やはり白鵬より朝青龍が負けた瞬間の方が会場は盛り上がっていたようだ。ヒールは負けてこそ役割を果たすといったところか。

ちなみにフィギュアスケート世界選手権はショートプログラムが終わって、浅田が2位、中野が3位、安藤が8位らしい。大きなミスをしてないはずなのにトップを取れないということはフィギュア界全体のレベルが上がっているということなのだろうか。他の競技よろしく日本人が干されるという事がないことを願う。
03月08日付 朝日新聞の報道「16年目のJリーグ開幕 J1・J2、33クラブで」へのコメント:

 Jリーグも16年目になるのか、と感慨深い。この16年で日本のサッカーは確実に進歩したと言えるのではないだろうか。W杯には3回出たし、ここ最近のアジアカップでも常に好成績を残している。その基礎となっているのはなんといってもJリーグだろう。日本にプロリーグができたことで。サッカープレイヤーの目は国内での活躍を目指すところから、海外での飛躍も視野に入れるようになり、いまや海外でプレーすることもそれほど珍しくはなくなった。それもすべてはJリーグができたことに端を発している。

 そんなJリーグが今日開幕した。個人的な興味で言えば、浦和レッズがどれだけ差をつけて優勝するかといったところだった。が、いきなり負けた。試合内容は観ていないのだが、アウェイのプレッシャーに負けたか、それとも新加入選手と生え抜きの選手の間に齟齬が生じたのか。守りに定評のあるレッズが点を取られて、しかも得点力を見込んで獲得した選手が期待通りのプレイをしなかったらそれは負けるだろう。プロ同士の試合なのだから実力差は目に見えるほどあるわけもないし、名前だけで勝てるなら苦労はしない。
でも、アウェイだからまあそういうこともありえるだろうと納得してしまう。あくまでもまだ開幕したばかり。レッズが優勝争いに絡んでくることはその資金力と布陣を見れば分かることだ。ただしばらくはこのシーズンを楽しみたいと思う。なんといっても今年はW杯の予選もあるし、ACLには日本から3チーム出れるし。ことサッカーに関しては楽しみなイベントがたくさんある。当然北京も楽しみだ。今年は他の面で暗い年であっても、スポーツに関しては当たり年であってほしいと願う。
 見たのは三つ。
 
 サッカーの日本VSチリ
 大阪国際女子マラソン
 大相撲千秋楽

 サッカーは退屈な試合だった。いまいちスッキリしない試合展開でどうも飽きてしまった。最後まで見たけれど。
 点数が入らないのもそうだが、両チームとも攻め手に欠いていたし、フィニッシュまで持っていったとしても大きく的を外していた。ドローで日本に収穫があるとすればディフェンスラインが崩れなかったことぐらいのものだと思う。また得点力不足が叫ばれないように頑張ってほしい。明日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦も一部報道によるとハンドボールに観客を取られて、動員数が過去最低になるかもしれないとか。今年は代表にとってW杯の予選も始まる大事な年のはず。そこに行く前にサポーターのテンションを下げないようにと願うばかりだ。

 大阪国際はなんといっても福士。見たのは30キロ過ぎからだったのだが、そこまでどういう走りをしていたのだろう、余裕のトップだった。しかし、マラソンの魔物は30キロ過ぎにいるという格言(?)通り、だんだんと足が進まなくなってしまっていた。もう余力がなかったのか、脱水症状だったのかは分からないが、見ていて悲痛なほどの走りに変わってしまった。何回も転びながらも、何かを求めるようにゴールへと走り続ける姿はたとえ19位フィニッシュでもこの大会が福士のものだったと感じさせるに十分な内容だった。しかしあそこまで走れなくなるということはやはり調整不足だったのだろうか。無理してマラソンに挑戦した心意気は買いたいが、本業のトラックの方でも崩れないようにと思う。

 そして大相撲千秋楽。なんといっても白鵬対朝青龍の一番は個人的に力が入ってしまう対決だった。今場所を面白くしたのは間違いなく朝青龍の復帰と、それまで一人横綱としてしっかり優勝を決めてきた白鵬の存在だろう。ガチンコの取り組みだったが軍配は白鵬。どっちが勝ってもおかしくなかったことを思えば、やはりそれまでの二場所を守り抜いた白鵬の自負が勝ったのではないかと感じさせられた。でも、朝青龍も最後まで優勝レースを引っ張っての13勝だから立派なものだろう。
それにしても今場所の内舘牧子さんの発言は面白かった。本当にそう思っているのか、土俵を盛り上げるために言ったのかは分からない。朝青龍について彼女の書いた本に少しばかり興味を持った。確か大学院で宗教学を専攻し、相撲についての修士論文を書いているくらいだから、高尚な内容なのだろうか。
01月14日付 朝日新聞の報道「朝青龍、2日目に土 大相撲初場所」へのコメント:

 この二日間見た感じだと、優勝争いは結構もつれる気がした。ダントツの力士は出ないかなと。それでも勝つのはやはり横綱の二人だろうと思う。大関陣には優勝できるほどの気力が見られないし、それ以下の力士も優勝争いには絡んでくるだろうけれど、勝ち切る力はなさそう。今日負けたとはいえ、朝青龍の強さは間違いないだろうし、白鵬は極めてモチベーションが高いのがうかがえる。この二人がレースを引っ張り、他の力士がそれに追随していくという絵図が今場所の形になるような印象を受けた。

 ところで、昨日も今日も満員御礼だとかで、やはり朝青龍効果はすごいものがある。「強ければいい」だとか「横綱らしい品格を身につけて欲しい」だとか「もう終わった人」だとか色々と言われているが、いなければいないで寂しいらしく、ヒールであっても人気は絶大なのだろう。悪役は強くなくては面白くないのであって、勝つところなんか見たくなくても、負けてばかりではちょっと盛り上がりに欠けてしまう。憎たらしいほど強いからこそ、負けた時を見るのが一興なのだろうか。本人もその辺の空気を読んで今日は負けたのか。でもこれ以上負けがかさむと、ヒールの役どころを果たしていることにはならないだろう。個人的には、鬼のように強い朝青龍には感動すら覚える性質なので、みんなの期待を裏切って勝ちつづけて欲しいと思う。
01月11日付 日刊スポーツの報道「長谷川が日本人最強V5達成/ボクシング」へのコメント:

 昨日のことだが、長谷川穂積の防衛戦を見た。長谷川のアグレッシブなところはその対戦相手選びにあると思う。決して楽な相手とは試合をしない。基本的には指名挑戦者(たいていランキング1位のボクサーをこう呼ぶ)との対戦を心掛けているところが、チャンピオンとしてのプライドを表しているし、日本ボクシング界ののエースと呼ばれる所以だろう。

 試合内容はといえば、早々に長谷川が右目上部をカットしたこともあり、慎重な試合運びとなったため、KOやダウンといった派手なシーンこそなかったが、そのテクニックの高さが十分窺われる要素は多分にあった。注目すべきはそのスピード。相手に的を絞らせないすばやい動きとしなやかな身のこなしによるディフェンステクニックは見ていて美しいと思えるほどの完成度だと思った。しかもロープ際に詰められても時には打ち合いに応じる負けん気の強さは、ただ単にポイントを稼いで逃げるボクサーではないことを証明している。結果はフルマークの判定勝ち。KOでなくても、決して楽でない相手を寄せ付けずに勝てるところがチャンピオンとしての貫禄を示していると思う。

 去年のボクシング界は色々と世間を騒がせるようなことがあったが、本物はやはり面白いと思った。そもそも、自らの魂を削ってトレーニングに打ち込み、命を賭ける舞台に立つだけでもかなりのことなのだから、その上で人々を魅了させるようなパフォーマンスができるというのはそんじょそこらのことではない。そういうストイックな姿勢で感動させてくれるスポーツが僕は大好きだ。
 まずサッカーのクラブワールドカップについて。

 浦和レッズが3位という結果については満足するべきだと思う。準決勝のミラン戦はオフェンスでボールがつながらず、かなり苦しい展開だったが、ディフェンス面では決定的なシーンを作らせず、日本随一の力を見せつけていたのではないだろうか。3位決定戦も、取られた2点はディフェンスの不慮の事故とでもいうべき失点だったし、全体の展開としては相手を上回っていたと思う。それにワシントンの置き土産的な2ゴールには見ていて心を揺さぶられるものがあった。

 もっとも、注目すべきは決勝戦だったと思う。フットボールの2強地域と言うべき欧州と南米の対戦は、ガチンコの試合だけに凄かった。何が凄いのかというと、ミーハー気分で見ている自分にも分かるくらい技術的にハイレベルだったということだ。パスは基本的にワンタッチでよくボールが動くし、ディフェンダーに囲まれてもマイボールを維持して攻めきるし、ディフェンスはディフェンスで寄せが速いしといった具合だ。準決勝の試合が単なる踏み台に見えるほど、決勝のボール捌きは美しかった。結果は多少差がついたが、両チームとも各地域の代表としてのプレイを存分に見せてくれたのではないかと思う。

 そしてフィギュアスケートのグランプリファイナル。

 男子は、高橋大輔が銀メダルという結果。よくやったと思う。欲を言えばフリーの後半、ステップのもつれが残念だったが、4回転も一応成功させたし、なかなか見ていて何かを感じる演技だった。ただフリーの時に、体力切れを起こしている姿をトリノの時から見ている気がするので、今後はその欠点を克服すれば、世界でも完全にトップクラスの選手になれるのではないかと思う。

 そして浅田真央。SPの時はこちらまで悲しくなったが、フリーで逆転の銀は素晴らしかったと思う。フリーでもジャンプで多少のミスはあったけれども、先シーズンに比べて表現力が増したのは明らかだし、SP、フリー共に納得のいく演技をできる時が楽しみだ。そして、マオのライバルと言われるキム・ヨナ。素人目にはキムのすごさは全ては分からなかった。確かにスケーティングはスピーディーでしなやかだし、ミスも少ないしと言うことはわかっても、マオよりどこがそんなにすごいのか、一回誰かに解説してもらいたいくらいだ。あとは世界選手権での対決が残っているので、そこでお互い完璧に近い演技をしてどちらが勝つのかを見せて欲しい。

 ということで、気になった先週末のスポーツ。どちらも見ごたえがあって面白かった。今年はあと何が残っているのだろう。格闘技で年を越すのだろうか。まぁ、来年も心燃えるようなスーパープレイを見れることを楽しみにしたい。

 
12月12日付 朝日新聞の報道「ロッテ・黒木が現役引退表明」へのコメント:

 僕はスポーツに関して、国際試合などの場合を除いてだが、特定のチームを応援したり、ファンになったりすることない。どちらかというと、個人の一つ一つのプレーや、試合の流れ的なものなどを楽しむタイプだと思う。そして、黒木投手は僕の好きなスポーツ選手の一人だった。

 なんといっても直情的なのが良かった。ピンチの時でも、決して怯むことなく気持ちを奮い立たせて立ち向かい、抑えると気持ちがすっとするようなガッツポーズを見せて去っていく。その姿に、自分にはないものを見せられたような気がして、彼の活躍をプロ野球ニュースで見せられるたびに我がことのように喜んでいた。

 特に速い球があるわけでも変化球が優れているわけでもなかった。ただ、彼の投げる球には気持ちがこもっていた。気持ちなど見えるわけがないと笑われるかもしれない。でも、それが見えるような気がするほど、彼の球は人を惹きつける何かがあった。

 「ジョニー黒木」の愛称でファンにも親しまれた彼の引退は本当に残念だ。ロッテの低迷期を支えたのは彼あってこそだろうし、彼のような選手がいたからこそ、ロッテを支える人たちは根強くファンであり続けたのだと思う。その結果として、ここ数年はAクラスを維持できている。

 彼のように人を惹きつけられるプレーをする選手は少ないだろう。もっとも僕の目に留まらないだけかもしれないが。しかし、彼のファンは球界にも少なくないらしいし、彼のスタイルを引き継ぐ選手が出てくるのは間違いないと思う。本当に良いものには、後継者があってしかるべきだ。そんなことを思いながら、黒木の引退に花を添えたい。

 
12月01日付 日刊スポーツの報道「横浜FCが浦和戦で最後の意地見せる」へのコメント:

 なんとなく分かったことがある。自分はきっと特定チームのファンにはなれないということだ。今日、帰ってきて父親に「レッズ負けたよ」
と聞かされて、はじめに思ったのは
「横浜FC頑張ったじゃん」
という埼玉県民にありがたき一節だった。純粋に最後の意地を見せてくれた横浜FCを祝福したいと思った。そして、同様にレッズに対して少しだけ残念に思った。

 思えば野球にしろ、サッカーにしろ、僕が見たいのは特定チームの勝ち負けではなく、試合の面白さそのものなのだと思う。好プレーがあればたとえ応援しているチームでなくても沸き立つのだ。下手なことをしていたら怒るのだ。良質なプレーが見れれば、僕にとってはチームなどどうでもいいのかもしれない。

 ただ例外はある。国際試合の場合だ。今までの話はあくまで国内の試合の話であって、やはり日の丸を背負って闘うチームに関しては、良いプレーとか見せ場とかよりも結果を求めてしまう。日本人がからんでなければ、もしくは日本のチームだけならば、前述のとおり試合そのものを楽しめるのだが、日本対某国となるとやはり日本びいきになってしまう。これはいかがなものかとも思うが致し方ない。だって日本人だもの。

 というわけで、横浜FCにはおめでとうとは言えない(J2降格なので)が、よくやったとエールを送りたい。レッズにはすでにACLのタイトルがあるが、これを教訓にもっと貪欲になってほしい。なんたってここのところのリーグ戦の勝敗だけを見ていると、他チームにリーグ優勝のタイトルを譲る操作をしていたのではないかとまで疑いたくなるくらいだ。まあ、そんなことはないだろう。最後になって息切れしたということだと思う。とりあえず埼玉県民の端くれとして、レッズの試合如何はチェックしているので、頑張ってほしいものだ。
11月24日付 朝日新聞の報道「直接対決、白鵬が千代大海を下し優勝へ前進 大相撲」へのコメント:

 なぜだか今場所は自分にとって興味を持って見るような場所になっていない。なぜだろうと自分でも思う。先場所は朝青龍のいない大相撲を見るのが新鮮で、だれが力をつけてきているとかちょっとした論評したりして、物知り顔をしながら見ていたものだが、今場所はなぜだか主役のでてこない映画を見ているようなもので、いまいち気が乗らなかった。

 とはいえ、見るポイントはいくつかあったはずである。最も注目すべきは魁皇。引退をかけて臨んだことと、地元での場所ということもあり、会場の盛り上がりをテレビ越しに触れるだけでも十分感じ入るところはあった。勝っては負け、負けては勝ちを繰り返して、今日ついに勝ち越したようで、ほっと胸をなでおろす一方、大関がぎりぎり勝ち越せるくらいの成績で在位していていいのかという疑問もある。
そして、千代大海。最近では彼しか取っていないようなツッパリ相撲で、前半はそれが型にはまって連勝していたが、後半になって星の取りこぼしがあって白鵬に持ってかれてしまっている感がある。一時は久しぶりの日本人力士優勝という見出しが躍るかと思わせてくれたのはよかったが、やはり、横綱に持ってかれるのかといった失望も大きかった。

 やはり、今の大相撲にはヒーローがいない。しかも日本人の関取が元気がないように思える。白鵬にしろ、不意の敗北を喫しているようではいまいち神格性に欠ける。だれか圧倒的な力を持つ人が相撲界を引っ張り、もしくは力を大きく伸ばしてくる新力士が台頭し始めるという絵図が成立し、分かりやすい形で勝負を楽しめることが必要な気がする。土俵の外ばかり騒がしく、根本となるべき勝負に面白みがないままでは、人気は衰えるばかりだろうし、相撲離れは一層加速するだろう。

 来場所からは朝青龍が復帰する予定になっているので、開幕まで巡業やオフの間はまた騒がしくなるのだろうが、実力で土俵を盛り上げてくれれば、僕としては十分相撲を見る楽しみは増すだろうと思う。いないよりはいたほうが、負ける気がしない悪役レスラーが思わず倒れる瞬間を目撃できるという意味で面白そうだ。ただ、体と勝負勘がしっかりしていることが前提だが。だれが悪を倒すヒーローになるか。そして悪は本当に悪なのかを鑑賞するのはちょっとしたヒーロー戦隊ものをみるような興奮を覚える。
11月21日付 日経新聞の報道「サッカー男子が五輪出場決める・4大会連続」へのコメント:

 緊張感のある試合でした。やはりワールドカップやオリンピックなどの本戦やその予選というのは、見ていて面白いですね。サウジアラビアも譲らずに0−0の引き分けという結果には、勝って決めて欲しかったという気持ちは多少残るものの、目標が達成されたことに胸をなでおろしました。厳しい予選の中、よく結果を残してくれたと思います。おめでとう、代表選手とスタッフの皆さん。

 これでオリンピックの楽しみがまた一つ増えたことになるのですが、そもそもオリンピックで楽しめる競技ってどれくらいあるのでしょうか。まだ出場が確定していない競技も含めると、団体競技では、野球、ソフトボール、サッカー、バレー、体操(これは個人も)、シンクロ。個人競技で言えば、柔道、レスリング、水泳、陸上、マラソン。こんなところでしょうか。でも、メダルが手に届くところにある競技って意外に少ないんですよね。面白い競技であっても、日本がメダルを狙えない競技は放映すること自体少ないし。

 でも、北京は時差も少ないので、テレビ観戦するにはもってこいなんですよね。開催にあたって色々な問題もあるらしいですが、できるだけ多くの競技を地上波で放送してもらいたいものです。スポーツ好きの僕にとってはトリノ五輪のカーリングみたいに、日本ではマイナースポーツであっても面白い競技があることをぜひ世の中に広めて欲しいと思っています。
11月14日付 朝日新聞の報道「浦和が優勝 アジア王者に サッカーACL決勝第2戦」へのコメント:

 久しぶりに集中してサッカーの試合を観ました。結果は2−0でレッズのアジア制覇。苦しい中、よく戦ってくれました。わずかな決定機をよく決めていたし。しかも今日は埼玉県民の日なんですよね。こんな日に試合を設定したAFCも粋ですね。埼玉人にはなかなかのプレゼントだったと思います。

 これでクラブワールドカップの出場権と多額の資金を手に入れられるわけで、今回の優勝には浦和レッズはもちろんのこと、日本サッカー会にも大きな意味があるのでしょう。

 ただやはり、UEFA(ヨーロッパ)のCLとの実力差をなんとなく感じてしまいました。はっとするようなプレーも少なかったような気もします。その辺を今度のクラブワールドカップで覆してくれたら最高なんですけどね。それにしても、AFCの加盟国とチーム数ってどれくらいなんだろう。
11月02日付 ZAKZAKの報道「落合非情采配「英断?」「アレ?」激論噴出」へのコメント:

 短期決戦は投手力のあるチームが有利だと思っていた。実際、昨日の日本シリーズ第5戦(最終戦)はその様相を呈しており、見事な投手戦になったと思う。自分は今シーズンの実績から言って、ダルビッシュ投手の右腕が中日を封じ込めて、次の札幌ドームへの繋ぐだろうと思いながら、ちょこちょこと見ていた。しかし結果は違っていた。

 中日が優勝したことに関しては、素直に賛辞を送りたいし、、シリーズ前からなんとなくだが、実力的には中日が優位なのではないかとは思っていた。ただ、日本シリーズが終わった後でも、最終戦での「9回表、山井投手→岩瀬投手」の交代劇に賛否両論があるらしい。ちょっと思うところを書き留めておきたい。

 自分個人の意見では、結果がどうなろうと続投させて欲しかった。滅多にない機会だし、日本シリーズでの完全試合となれば、歴史の表舞台に残る。プロの采配としてどうとかではなく、夢を与えて欲しかった。そして山井投手もそれを望んでいたのではないかと思っていた。交代が告げられた時には本当に残念に思った。

 しかし、試合後の報道を聞いていると、本心は量りかねるが、山井投手は岩瀬投手に締めてもらってよかったっと言っているし、落合監督も「山井がいっぱいいっぱいだったから、代えるのにはためらわなかった」と言っている。実際、代えていなかったらどうとか言うのは、仮定論でしかなく、結果はすでに出ているのだから、代えて良かったのかもしれない。それに、落合監督の「オレ流」采配と、継投での完全試合という二つの事柄が歴史的な記録として残ることにはなるだろう。

 自分はどちらのファンと言うこともなく、ただの傍観者だったので、実質的に口を挟む余地は本当はないのだが、実際、中日のファンは、一時的には失望しても、落合監督の勝利にかける思いというものを理解したのではないか。そして、相手チームである日ハムに対しても、試合運びにおける誠意が伝わったのではないか。真剣勝負だったからこそ譲れないものがあったのだということはなんとなく推し量ることができる。

 ただ、個人的には今でも、仮のことを考えてしまう。
「もし、山井投手が投げていたら・・・」
これは記録に残らないことに対する哀惜の念だ。そして夢見る野球ファンの戯言だと思う。
10月27日付 日経新聞の報道「冨田が4年連続6度目V、体操の全日本選手権」へのコメント:

 アテネ五輪の時の感動は忘れられません。眠い眼をこすりながら生で聞いた
「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架け橋だ」
のアナウンスには、身が震えたのを今でも新鮮に思い出します。本当に日本人でいてよかったと思えたのがあの瞬間でした。

 今となってはそれほどメジャーではなくなった体操競技に興味を持つきっかけとなったのは週間少年サンデーに連載されていた「ガンバ! Fly high」という漫画を通してでした。内容は運動音痴だった主人公の少年が体操と出会い、才能を開花させていくことで、オリンピックのメダルを獲得するといったサクセスストーリーだったと思います。原作が森末慎二さんで、さすが経験者というべきか、一つ一つの技の迫力が真に迫っていました。子供心に体操の技の一つ一つが新鮮でかっこいいものに思えていました。

 それでも体操という競技を見る機会は少なく、日本の体操はやはり世界レベルではないのかと心の底で思っていました。

 しかし、あのアテネ五輪です。僕の中の体操熱は再び一時的にヒートアップしました。「体操日本の復活」というキャッチフレーズも僕の心を捉えました。一つ一つの演技は短時間で地味ではあるけれど、そこに到達するまでの努力が目に見えるような選手の爆発力に完全に魅了されてしまいました。

 特に富田、水鳥の両選手の安定感と躍動感に溢れた演技は美しいの一言に尽きると思います。個人総合も競うオールラウンダーの二人は、体力的に厳しいながらも、信頼にこたえて要所は決めてくれるのが頼もしい限りです。

 ただ、2006年の採点方法の変更は、個人的に日本人選手シフトのような気がしてなりません。「なぜこのタイミングで?」と思ってしまいます(実際には前々から決まっていたんだろうけれど)。スキーのジャンプ競技でもそうでしたが、日本人が強くなるとなぜかルール変更が行われているような、そして、そうなると国際舞台で日本人が勝てなくなるような気がします。

 まあ、何はともあれ、今は日本体操界で黄金期を迎えているのは間違いないと思います。今以上に国際競争力を高めて、北京五輪ではアテネの感動を再び味合わせてもらえることを願っています。
10月25日付 日経新聞の報道「亀田家代表し興毅選手、26日に謝罪会見・協栄ジムは処分発表」へのコメント:

 なんかもういい気がする。テレビで亀田家のことを扱うのはもういい気がするのだ。それだったら、今、色々と問題が山積している国会の現況についてでも解説してほしいというのが、僕の個人的な希望だ。でも、今日は亀田家騒動についてちょっと書いてみたいと思う。これで、自分の中でも区切りをつけたい。

 とにかく大毅選手の世界戦はひどかった。試合内容もさることながら、リング外のセコンド指示なども明らかにルール違反であったことは否めないと思う。でも、最近の報道は何か違う気がする。「亀田が悪い」「亀田謝れ」この流れは何かおかしい。

 僕は、好きでボクシングを見ていただけなので、感覚がずれていたのかもしれないが、僕達視聴者が亀田家に謝られなければならない理由がいまいちピンとこない。亀田家が謝る対象は反則を犯して危険な目にあわせた内藤選手とJBC、そしてTBS(放映料をもらってそうだから)に対してくらいでいいのではないか。そして、僕達が批判すべきなのは、そのような選手と分かってか、分からずか知らないが、その試合をマッチメイクし、後押しして国民に見せてしまった興行側に対してではないかと思う。

 よくこの問題に関して、街頭インタビューで亀田家の謝罪が十分かどうかとかいったレポートをしているのを見るが、十分とか不十分とかそういう問題を判断するのは街の人ではないと思う。すでに大体において処分は固まっているのだ。謝罪は処分した側に対する誠意を見せるという意味しか持たないし、これ以上の謝罪は今後の選手価値をこれ以上下げないという意味を持つだけで、単なるパフォーマンスにしかならないような気がする。

 朝青龍問題でもそう(相撲は一応国技だという違いはあるが)だが、なんかこの国はお門違いの批判をしてしまうことがあるような気がしてならない。明日、また興毅選手が謝罪するらしいが、どうか選手価値を損なうようなみっともない会見になることはないように祈っている。どうせ謝るなら、責任の所在を明らかにして堂々としていてほしい。それが男らしさというものだと思う。
10月22日付 日経新聞の報道「松坂が勝ち投手、Rソックスがリーグ優勝、Wシリーズへ」へのコメント:

 「プレーオフ」と一口に言ってしまう。そのやり方がピンとこない。

 いや、大リーグのはいいのだ。もともと、ペナントレースの経過なんて分からないのだから、最後の決戦として派手にやってくれた方が、見ている日本人の僕にもその方が分かりやすい。特に、今まで注目していなかった日本人選手の活躍が見れるとなれば、その楽しみ方は何倍にも膨れ上がるものだ。さらにワールドシリーズで日本人選手同士の対決が見れる今年は、嫌でも注目したくなる。

 日本のプレーオフも、パ・リーグだけでやっていた頃はまだ良かった。地上波でほとんど試合を放送しないパ・リーグのプレーオフは、当該チームのファンでない一般の視聴者にも分かりやすい形で、日本シリーズへとつながる興奮を伝えてくれた。

 ただ、今年から導入されたセ・リーグのプレーオフはどうなのか。一言で言えば、興ざめである。ペナントを一位通過した巨人があまりに不甲斐なかったというのも一因としてはある。ペナントレースを144試合戦って優勝したはずのチームがこの程度かと思うと、積み上げた努力が無駄になったような気がして残念だった。

 セ・リーグにプレーオフは必要ない気がする。というのも、いくら人気が下がったとはいえ、ちょっとでも野球を知っている人なら、パ・リーグには注目していなくても、セ・リーグのペナントの行方はチェックしているものだ。テレビ放送も、まだパ・リーグに比べれば残っており、恵まれている。あえて、プレーオフをするまでもなく、ペナントを取ったチームが優勝だという認識は、ある程度形成されるのではないか。

 そもそも、敗者復活的な要素は日本の文化に馴染まない気がしてならない。リーグの優勝チームは、ペナントを制したチームなのか、プレーオフを制したチームなのか、いまいちはっきりしないし、チーム数が大して多くはないのに、改めて代表チームを決める意味がどこにあるのだろうか。144試合の重みがたかだか3試合や5試合やそこらに凝縮されるのはどうなのか。

 興行を仕切る側も、テレビ放送の打ち切りやファンの他スポーツへの流出など、様々な問題に対応しようと苦慮したのだろう。それは分かる。ただ、多少の成功を手にするために、大局を見失ってはどうにもならない。日本球界(球界といえば野球界というのが日本らしいが)の先行きを見据えて、それにあったシステムを構築してほしい。難しい選択と決断を迫られるだろうが、野球人気の火が消えないことを願う。
10月13日付 ZAKZAKの報道「内藤明かした大毅ヘタレ秘話…“舌戦”も亀田家を圧勝」へのコメント:

 日本人同士の対戦というのもここ最近では珍しいし、格闘技好きなので興味を持って見ていた。感想を言えば、内藤選手や反則どうこうより、大毅選手の内容がひどかったと思う。ガードを上げて前進し相手にプレッシャーをかけるというところまでは分かる。ただ、手が出ないし、打たれても打ち返さないというあの姿勢はどうかと思った。判定の結果が4ラウンドごとに知らされるWBCではKOがないなら先の見込みがつきやすいんだもの。一念発起して、玉砕覚悟でもいいから、手を出さなくちゃいけないというのは分かりきっているというのに、唯一の反抗が12ラウンドのプロレス技とは・・・。見ていて呆れた。せっかくの世界戦なのだから、もっと技術の高い試合を見せて欲しかったというのが本音。

 あと、反則については、セコンドがそれを指示するのはルールに反するのだろうが、その気持ちも分からないでもない。どうしても勝ちたい試合なら、バッティングで逆転TKOに持っていくという戦略もなしではないと思う。ただ、あからさま過ぎるのはプロとしてどうかと思うし、そういう指示をしなくては勝てない選手をリングに上げるのも問題がある気がする。結局は亀田側の見込みの甘さが今回の騒動の原因であることは間違いないだろう。

 ただ、試合前の亀田のメンチ切りは個人的には嫌いではない。リップサービスもファンがそれを欲しているのなら必要だろうし、ビッグマウスも雰囲気を盛り上げるためにはあっていいと思う。ただ、リングに上がったら、そのようなものは捨てて、純粋にフェアプレーで戦ってほしい。命を削りあう競技なのだから、リング上のラフプレーは置いておいて、自らの培ったもので勝負するだけで、ファンは分かってくれるはずだ。その意味で今回の大毅選手の試合は失敗だったと言わざるを得ないと思う。

 つまるところ、僕は亀田が嫌いではない。ただ大毅は大体の面で興毅に劣るとは思う。個人的にはリング上で良質なパフォーマンスをしてくれれば文句はない。嫌いではないが株が下がった。ただそれだけのことだ。

 僕の中では、日本ボクシング界のエースはやはり長谷川穂積だ。人間的にもボクシング的にも。
10月03日付 日刊スポーツの報道「巨人逆転サヨナラでV奪回」へのコメント:

 巨人が優勝したらしい。本当に「らしい」としか表現できないほど現実感がない。その原因はどこにあるのか。
 今年は巨人戦の放映が驚くほど少なかった。ドラマッ子の僕としてはそれでも良かったのだが、やはり、子供がダダをこねてもオヤジがナイターを見るといった日本の風物詩的光景が無くなったのは残念だし、日頃の会話にプロ野球の話題が出てこないことにも何かが消えてしまった的喪失感を強く感じた。
 また、クライマックスシリーズなるものが新設されたため、各リーグのクライマックスもそこに焦点をあてているのだろう。セリーグのペナントを制したとはいえ、「巨人が一番強いんだぞ」と誇らしく言い切れない現実がそこにはある気がする。他球団(とはいっても上位三位)のファンも「プレーオフに勝ってから言え」的な本当に負けていない負け惜しみを表しているような気がする。
 結局、巨人が本当に強いのかどうかは、あとしばらく待たなくては結論が出ないだろう。だから今回の優勝はまだ現実味を帯びない。やはり最強チームの称号は日本シリーズを制した1チームだけに贈られるべきだし、それもペナント、クライマックス、日本シリーズと制していけば、誰もが認める日本一になれるはずだ。
 強い巨人が戻ってくれば、日本を支える人たちにも希望が戻ってくるような気がする。戦力がどうのこうのは置いておいて、やはり、日本の球界には強い巨人がいなくてはいけないのだろう。そう思えてならない。
09月27日付 朝日新聞の報道「浦和、頂点へ過酷な連戦 アジア、J1の2冠視野」へのコメント:

 おらが町の英雄的チームである浦和レッズ。県内のサポーターがその試合結果に一喜一憂しながら、ついにJリーグで優勝までするようになった浦和レッズ。そして狙うはアジアの頂点、AFCチャンピオンズリーグ優勝。一昔前まではJリーグですら最下位が定位置で、一度はJ2落ちまでしたあのレッズがすごいことを成し遂げようとしている。
前年度アジアチャンピオンチームを破ってのベスト4にはおおきな意義があるし、内容以前に結果が求められる短期決戦で強さを見せつけたことは多くのファンを納得させるだけの力がある。

 しかし、である。日本のJリーグのシステムがおかしいのか、何なのか分からないが、今後の不安材料は山積みだ。まず試合日程。サッカーは他のスポーツと比べても、90分間走るタフなスポーツな訳だが、レッズは26日間で7試合をこなしているらしい。これは少なくとも中3日で次の試合を迎えることになるハイペース。その間に練習も入ると考えれば選手の負担はかなりのものと考えられる。
 そもそも、Jリーグはなぜか3月に始まり、12月に終わるという他国から見たら変則的な日程を組んでいる。世界基準では、8月下旬に始まって5月の中旬に終わるというのが一般的。当然、アジアも世界基準を見据えて日程組むわけだから、日本にとっては国内リーグが厳しい時期にクラブの国際大会が開かれることになってしまう。誰が決めたか知らないが、ちょっとアウトローな日本のサッカー。
 そして、Jリーグの規約。Jリーグでは、常にベストメンバーで戦わなくてはならないという規定があるらしい。つまりレッズの場合で言えば、負けられないAFCの方もJリーグも、主力を落とすことなく使い続けなくてはならないということになる。これは負担が大きい。ヨーロッパのトップチームあたりだと、国内リーグとカップ戦、チャンピオンズリーグなど、試合日程が過密になるため、二チーム作れるくらいの戦力を保有しておき、場合に応じて使い分けるということもしている。レッズも今年はある程度の補強をして、AFCに望んでいるわけだが、Jリーグの規約のため、主力の温存は叶わない。ちょっと過労働になる日本のサッカー。

 とはいってきたが、これらの苦労も優勝を争えるチームならではのこと。今年もJリーグを制覇するようなら、レッズの力はかなりのものだろう。ほんとに頑張っていると思う。これも毎試合ごとにスタジアムを埋めて声援を送ってくれるサポーターあってこそ。レッズの資金力はサポータのなせる技なのだ。そんなおらが町のレッズ。僕は心の中で声援を送りつづけています。

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