誇って言うことでも、恥ずかしがって言うことでもないと思うが、僕はいわゆるコンピューターゲームが得意だ。とはいっても、数多くのゲームをしてきたわけではなく、我が家のゲーム機は初代ファミリーコンピューターと初代ゲームボーイで止まっていた。最近になって任天堂DSなるものが仲間に加わったが、その間のスーパーファミコンやらプレイステーションやらがすっぽり抜けている。中学頃から最近に至るまで、家でのコンピュータゲームは、ほとんどしてこなかったといってよいと思う。

ただ、母によく言われるのだが、初代ファミコンの画期的ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」が我が家にやってきたとき、それを兄がやっている横で、僕は攻略本を広げて、「次はこう、ここでそう」とか言いながら攻略法を指南していたらしい。時に僕は5歳くらいだったはずなので、当然、文字がそれほど読めていたはずもないから、どうやって攻略本の内容を理解していたのかは知る由もない。

ただ、なんとなく分かってしまうということがあって、大概のゲームは攻略本など見なくても、(もちろんパーフェクトにではないが)概要を理解し、クリアすることができていた。結構、ものの全容を掴むのが早いのではないかと、無意味に胸を張ってしまう。

ただ、最近のゲームはグラフィックも美しいければ、あまりに難易度も高いらしい。実際にやったことがないので何ともいえないが、本屋さんにあふれている攻略本の数を見れば、それがなくてはクリアできないというほどのレベルまで難しさが高まっている気がする。

それにゲームを通して学べることは少ないのかもしれないが、根気強さや、全体像を素早く掴むといった能力には磨きがかかるのかも知れない。必ずしもゲームが悪だとは思わないが、それだけに嵌まって、その世界にどっぷり浸かるのはいいものか悪いものか・・・。最近の対人型ゲームはどうかしらないが、やはりゲームの中の世界と現実世界には大きな乖離があるように思ってしまう。

とはいえ、ゲームの世界は芸術的だし、魅力的でもある。うまくそれを利用できれば、人生の幅も広がるのではないか。僕は嵌まりすぎる嫌いがあるから、できるだけ避けて通るようにしているが。

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