反逆(上)

2008年5月16日 読書
自分にとってはかなり記念碑的作品になった遠藤周作さんの歴史小説。遠藤さんの小説はなんだか惹きつけられるものがあって、有名な作品はある程度読んできたが、この作品は読むのにかかった時間とは反比例して、あまり興味を持って読むことが出来なかった。歴史ものは結構好きなはずなのだが、どうも心理描写の面でいまいち盛り上がりに欠けるものがあった気がする。

では、なぜ記念碑的作品なのかというと、某古本屋さんで購入する際、最初に上巻を二冊チョイスしてしまい、改めて買い直そうとした時に、上巻と下巻どちらを買ったか忘れ、思い切って上巻を買ってしまったという不思議な行為に及んだからだ。つまり、都合上巻三冊がいまだに手元にあるという状況に陥ってしまった。どうせだから上巻を三回読もうかとまで考えたが、そこまでするほどに入れ込める小説でもなかったから、ただの本棚の肥やしになっているというのが現状。今までに同じ作品を二度買った経験はないだけに、そう意味で自分の中では記念の一作となった。

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