04月17日付 日経新聞の報道「ニューデリーに五輪聖火が到着」へのコメント:

北京オリンピックに向けての聖火リレーがよく分からない。聖火が抗議の的になることもしっくりこない。聖火そのものに抗議することは、中国への抗議というよりはオリンピックそのものに対する抗議になってしまわないのか。なんだか的外れなような気がする。だいたいなんで聖火は世界各国を回るのだろう。平和の象徴としてリレーされるのなら目的を達していないし、聖火が来ることが名誉なはずだったのなら迷惑なものへと変わっている気がする。

確かに人命と人権が守られないような国でオリンピックが開かれることは疑問だ。現在の状況が改善されないまま強行開催しても、それはオリンピックの歴史の汚点になるだけではないかという危惧はある。ただ、そうであっても抗議をするなら紳士的にするべきだ。暴力に訴えた抗議をしてしまうと相手と同じ土俵に立つことになる。それでは相手に利するだけで、抗議の目的を達したとは言い難くなってしまう。

北京オリンピックは現在の状況で既に失敗している。それでもオリンピックに参加する選手達のことを思うと本大会だけは何の雑音もなく終わってほしい。冷戦時代に西側だけ、東側だけで行われたような本来の目的から外れたオリンピックにはなってほしくはない。純粋に競技で競おうと切磋琢磨してきた選手達には何の罪もないはずだし、競技がフェアに終わるならば北京オリンピックも最低限の役割を果たしたと言えるだろう。僕も純粋にスポーツを楽しみたい一人だ。それだけに最近のニュースは残念だ。

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