03月22日付 日経新聞の報道「サクラ咲いた、東京など一番乗り」へのコメント:

 春分の日も過ぎ、花見の季節が来た。本格的に春が到来したといった感じだ。日も長くなり、だんだんと暖かくなっていくこの季節は、花粉症のことを除けば、期待と一抹の不安に胸を膨らませる時季だろう。

 今日は彼岸ということもあって、家族総出でお墓参りに行き、帰り際に近くの梅林公園に行ってきた。桜にはまだ早かったらしく、蕾すら窺えなかったが、梅は5分から満開といった具合で、それなりに楽しめた。奈良時代あたりでは、花見の対象が梅だった時代もあったそうだが、やはり花見の華やかさの点で言えば、梅は桜には及ばない気がする。梅はもののあわれ的な感じで、桜はをかし的な感じなのだろう。

 桜は南から順々に咲いていくものだと思っていたが、意外とそうではないというのを最近になって知った。そもそも東京での開花が日本で最初というのが、なんだか東京びいきのようだ。桜前線という言葉もあるのだから、しっかりと順序を守って咲いてほしいという気がする。

 花を楽しむというのは、この季節特有のものだと思う。どこもかもが都会化し、五感で捉えられる季節感がなくなってしまった中で、花見というのはその例外として存在しているように思う。そのような有り難い感覚を楽しむ感性は大切にしたいし、今年も機会があれば何回でも花見を楽しみたいと思う。

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