01月23日付 日経新聞の報道「東京都心で2年ぶり積雪、横浜で初雪・各地でこの冬一番の寒さ」へのコメント:

 今日、関東地方でも雪が降った。去年は確かほとんど降らなかったはずだから、これは久しぶりの雪と言って差し支えないと思う。平野部で降った雪はほとんど積もらないか、積もってもすぐに解けてしまうかといった程度だったからそんなに大騒ぎすることではないかもしれない。しかし、関東に住んでいる人間にとっては雪はやはり珍しい現象であり、程よく降ってくれると、そこはかとなく楽しくなってくる。

 こと子供にとっては、雪かきや通勤とかいった憂鬱な作業とは比較的無縁なため、純粋に雪を楽しむことができる。僕の記憶で言えば、雪の積もった日などは、先生が授業をつぶして雪遊びに充ててくれて、みんなで思う存分雪合戦やら、雪だるま作りやらに興じることができた思い出がある。それは楽しいものだった。

 ただ、雪を楽しめるのはやはり子供とスキー客だけの特権なのではなかろうかと思う。仙台で暮らしていた時などは、もういい年になっていたのだが、雪が降るのが憂鬱で仕方がなかった。通学に原付バイクを使っていたので、雪が降ると顔にピシャピシャと当たるのが痛くて仕方なかったし、時には路面の雪に足を取られて豪快にすっ転んだりしたこともあった。それに配慮してかどうか、雪があまりに深いと先生の方でも休講にしてくれることがあったが、こちらとしては現地にたどり着かない限りその情報を手にすることができないわけで、休講ということを聞いても嬉しいどころか恨めしいと思ったことも一度や二度ではなかったと思う。

 地域によって同じ現象でも人々の心を捉えたり、離したりするものなのだと今になって思う。北海道・東北・北陸の人などは、雪を常に恨めしく思うものなのだろう。それに比べて、関東の人の気楽さはいいものだ。両方の感覚を味わった自分としては、やはり何事もほどほどがいいと言うしかないと思う。
 

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