直接対決、白鵬が千代大海を下し優勝へ前進 大相撲 [朝日新聞]
2007年11月24日 スポーツ
11月24日付 朝日新聞の報道「直接対決、白鵬が千代大海を下し優勝へ前進 大相撲」へのコメント:
なぜだか今場所は自分にとって興味を持って見るような場所になっていない。なぜだろうと自分でも思う。先場所は朝青龍のいない大相撲を見るのが新鮮で、だれが力をつけてきているとかちょっとした論評したりして、物知り顔をしながら見ていたものだが、今場所はなぜだか主役のでてこない映画を見ているようなもので、いまいち気が乗らなかった。
とはいえ、見るポイントはいくつかあったはずである。最も注目すべきは魁皇。引退をかけて臨んだことと、地元での場所ということもあり、会場の盛り上がりをテレビ越しに触れるだけでも十分感じ入るところはあった。勝っては負け、負けては勝ちを繰り返して、今日ついに勝ち越したようで、ほっと胸をなでおろす一方、大関がぎりぎり勝ち越せるくらいの成績で在位していていいのかという疑問もある。
そして、千代大海。最近では彼しか取っていないようなツッパリ相撲で、前半はそれが型にはまって連勝していたが、後半になって星の取りこぼしがあって白鵬に持ってかれてしまっている感がある。一時は久しぶりの日本人力士優勝という見出しが躍るかと思わせてくれたのはよかったが、やはり、横綱に持ってかれるのかといった失望も大きかった。
やはり、今の大相撲にはヒーローがいない。しかも日本人の関取が元気がないように思える。白鵬にしろ、不意の敗北を喫しているようではいまいち神格性に欠ける。だれか圧倒的な力を持つ人が相撲界を引っ張り、もしくは力を大きく伸ばしてくる新力士が台頭し始めるという絵図が成立し、分かりやすい形で勝負を楽しめることが必要な気がする。土俵の外ばかり騒がしく、根本となるべき勝負に面白みがないままでは、人気は衰えるばかりだろうし、相撲離れは一層加速するだろう。
来場所からは朝青龍が復帰する予定になっているので、開幕まで巡業やオフの間はまた騒がしくなるのだろうが、実力で土俵を盛り上げてくれれば、僕としては十分相撲を見る楽しみは増すだろうと思う。いないよりはいたほうが、負ける気がしない悪役レスラーが思わず倒れる瞬間を目撃できるという意味で面白そうだ。ただ、体と勝負勘がしっかりしていることが前提だが。だれが悪を倒すヒーローになるか。そして悪は本当に悪なのかを鑑賞するのはちょっとしたヒーロー戦隊ものをみるような興奮を覚える。
なぜだか今場所は自分にとって興味を持って見るような場所になっていない。なぜだろうと自分でも思う。先場所は朝青龍のいない大相撲を見るのが新鮮で、だれが力をつけてきているとかちょっとした論評したりして、物知り顔をしながら見ていたものだが、今場所はなぜだか主役のでてこない映画を見ているようなもので、いまいち気が乗らなかった。
とはいえ、見るポイントはいくつかあったはずである。最も注目すべきは魁皇。引退をかけて臨んだことと、地元での場所ということもあり、会場の盛り上がりをテレビ越しに触れるだけでも十分感じ入るところはあった。勝っては負け、負けては勝ちを繰り返して、今日ついに勝ち越したようで、ほっと胸をなでおろす一方、大関がぎりぎり勝ち越せるくらいの成績で在位していていいのかという疑問もある。
そして、千代大海。最近では彼しか取っていないようなツッパリ相撲で、前半はそれが型にはまって連勝していたが、後半になって星の取りこぼしがあって白鵬に持ってかれてしまっている感がある。一時は久しぶりの日本人力士優勝という見出しが躍るかと思わせてくれたのはよかったが、やはり、横綱に持ってかれるのかといった失望も大きかった。
やはり、今の大相撲にはヒーローがいない。しかも日本人の関取が元気がないように思える。白鵬にしろ、不意の敗北を喫しているようではいまいち神格性に欠ける。だれか圧倒的な力を持つ人が相撲界を引っ張り、もしくは力を大きく伸ばしてくる新力士が台頭し始めるという絵図が成立し、分かりやすい形で勝負を楽しめることが必要な気がする。土俵の外ばかり騒がしく、根本となるべき勝負に面白みがないままでは、人気は衰えるばかりだろうし、相撲離れは一層加速するだろう。
来場所からは朝青龍が復帰する予定になっているので、開幕まで巡業やオフの間はまた騒がしくなるのだろうが、実力で土俵を盛り上げてくれれば、僕としては十分相撲を見る楽しみは増すだろうと思う。いないよりはいたほうが、負ける気がしない悪役レスラーが思わず倒れる瞬間を目撃できるという意味で面白そうだ。ただ、体と勝負勘がしっかりしていることが前提だが。だれが悪を倒すヒーローになるか。そして悪は本当に悪なのかを鑑賞するのはちょっとしたヒーロー戦隊ものをみるような興奮を覚える。
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