ドグラ・マグラ (下)
2007年11月19日 読書
ISBN:4041366046 文庫 夢野 久作 角川書店 1976/10 ¥609
どれくらいの時間かけたか分からないけれど、ようやく完読した『ドグラ・マグラ』。上巻を読み終えた時点ではまだまだ話が見えず、話のねじれに違和感を覚えるものの、それが何なのか気付かないで読み進めていきました。途中、話が間延びしている感じがあって先行きがかなり不安だったのですが、下巻のラスト100ページで物語が急転し、ラストでは気味悪さが残るほどうまくまとまっていることに驚かされました。でもはっきりいって、一度読んだだけでは分からない部分も多く、それがこの本を「一大奇書」と言わしめている理由なんだと感じました。
ミステリー小説自体を大して読んだことがないので、比較は出来ませんが、ラストに至るまでに多くの「?」を含んだ膨大な前置きを苦もなく読むことができるならば、この本はかなり不思議な読後感と面白さに包まれることができると思います。自分もラスト100ページは一日で読み終えたけれど、そこに至るまでに二ヶ月(?)ほど費やしました。ちょっと遅すぎですが。
というわけで、念願のドグマグ完読を果たしたので、次に何を読もうかと。すでに購入済みの宮城谷昌光さんの本にしようかと思っているのですが、今度は軽く読めることを願っています。でも、中国歴史小説なんですよね。地理関係とか時代背景とか読み取っていかなくてはいけないので、ちょっと苦労しそう。でも、ぜひ読みたい本だから楽しみたいと思います。
どれくらいの時間かけたか分からないけれど、ようやく完読した『ドグラ・マグラ』。上巻を読み終えた時点ではまだまだ話が見えず、話のねじれに違和感を覚えるものの、それが何なのか気付かないで読み進めていきました。途中、話が間延びしている感じがあって先行きがかなり不安だったのですが、下巻のラスト100ページで物語が急転し、ラストでは気味悪さが残るほどうまくまとまっていることに驚かされました。でもはっきりいって、一度読んだだけでは分からない部分も多く、それがこの本を「一大奇書」と言わしめている理由なんだと感じました。
ミステリー小説自体を大して読んだことがないので、比較は出来ませんが、ラストに至るまでに多くの「?」を含んだ膨大な前置きを苦もなく読むことができるならば、この本はかなり不思議な読後感と面白さに包まれることができると思います。自分もラスト100ページは一日で読み終えたけれど、そこに至るまでに二ヶ月(?)ほど費やしました。ちょっと遅すぎですが。
というわけで、念願のドグマグ完読を果たしたので、次に何を読もうかと。すでに購入済みの宮城谷昌光さんの本にしようかと思っているのですが、今度は軽く読めることを願っています。でも、中国歴史小説なんですよね。地理関係とか時代背景とか読み取っていかなくてはいけないので、ちょっと苦労しそう。でも、ぜひ読みたい本だから楽しみたいと思います。
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