先日、弟が某レンタルショップでCDアルバムを5枚ほど借りてきた。内容はバラエティーに富んでいると思うのだが、最近の流行シンガーから解散してしまったバンド、過去の曲のカバーなどなど、どういう趣味をしている人なのかが分かりづらいようなラインナップだったと思う。

 貸してくれるというので、どれを録るか考えた。自分はどちらかというとどんな音楽でも聞くし、あまり切り捨てないタイプの人間だと思っていた。しかし、今回は違った。なぜだかどのCDも魅力的に思えない。聞いたところで何になるのだろうというような、ネガティブな考えが先にきてしまった。

 これは感性の劣化なのかもしれない。年を取ると、物事の新しさを感じられなくなってくるということをどこかで聞いたような気もする。ついに自分も「おじさん」の仲間入りをするときがきたのだろうか。いつまでも若い若いとは思っているが、いつかはそういう時は来るのだろうとは思う。

 しかし、それが悔しかった自分は闇雲に全てのCDをパソコンに取り込むことにした。聞くか聞かないかは二の次だ。自分の感性を若いままに保つためには、まずは行動あるのみなのだ。いろいろな文化のシャワーを浴びることが肝要なのだ。アンチエイジングだ。脳の老化防止だ。

だが、そう思いながらも、パソコンには聞いたことのない曲が溜まっていく。そういうものだ。

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