11月02日付 ZAKZAKの報道「落合非情采配「英断?」「アレ?」激論噴出」へのコメント:

 短期決戦は投手力のあるチームが有利だと思っていた。実際、昨日の日本シリーズ第5戦(最終戦)はその様相を呈しており、見事な投手戦になったと思う。自分は今シーズンの実績から言って、ダルビッシュ投手の右腕が中日を封じ込めて、次の札幌ドームへの繋ぐだろうと思いながら、ちょこちょこと見ていた。しかし結果は違っていた。

 中日が優勝したことに関しては、素直に賛辞を送りたいし、、シリーズ前からなんとなくだが、実力的には中日が優位なのではないかとは思っていた。ただ、日本シリーズが終わった後でも、最終戦での「9回表、山井投手→岩瀬投手」の交代劇に賛否両論があるらしい。ちょっと思うところを書き留めておきたい。

 自分個人の意見では、結果がどうなろうと続投させて欲しかった。滅多にない機会だし、日本シリーズでの完全試合となれば、歴史の表舞台に残る。プロの采配としてどうとかではなく、夢を与えて欲しかった。そして山井投手もそれを望んでいたのではないかと思っていた。交代が告げられた時には本当に残念に思った。

 しかし、試合後の報道を聞いていると、本心は量りかねるが、山井投手は岩瀬投手に締めてもらってよかったっと言っているし、落合監督も「山井がいっぱいいっぱいだったから、代えるのにはためらわなかった」と言っている。実際、代えていなかったらどうとか言うのは、仮定論でしかなく、結果はすでに出ているのだから、代えて良かったのかもしれない。それに、落合監督の「オレ流」采配と、継投での完全試合という二つの事柄が歴史的な記録として残ることにはなるだろう。

 自分はどちらのファンと言うこともなく、ただの傍観者だったので、実質的に口を挟む余地は本当はないのだが、実際、中日のファンは、一時的には失望しても、落合監督の勝利にかける思いというものを理解したのではないか。そして、相手チームである日ハムに対しても、試合運びにおける誠意が伝わったのではないか。真剣勝負だったからこそ譲れないものがあったのだということはなんとなく推し量ることができる。

 ただ、個人的には今でも、仮のことを考えてしまう。
「もし、山井投手が投げていたら・・・」
これは記録に残らないことに対する哀惜の念だ。そして夢見る野球ファンの戯言だと思う。

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