10月03日付 日刊スポーツの報道「巨人逆転サヨナラでV奪回」へのコメント:

 巨人が優勝したらしい。本当に「らしい」としか表現できないほど現実感がない。その原因はどこにあるのか。
 今年は巨人戦の放映が驚くほど少なかった。ドラマッ子の僕としてはそれでも良かったのだが、やはり、子供がダダをこねてもオヤジがナイターを見るといった日本の風物詩的光景が無くなったのは残念だし、日頃の会話にプロ野球の話題が出てこないことにも何かが消えてしまった的喪失感を強く感じた。
 また、クライマックスシリーズなるものが新設されたため、各リーグのクライマックスもそこに焦点をあてているのだろう。セリーグのペナントを制したとはいえ、「巨人が一番強いんだぞ」と誇らしく言い切れない現実がそこにはある気がする。他球団(とはいっても上位三位)のファンも「プレーオフに勝ってから言え」的な本当に負けていない負け惜しみを表しているような気がする。
 結局、巨人が本当に強いのかどうかは、あとしばらく待たなくては結論が出ないだろう。だから今回の優勝はまだ現実味を帯びない。やはり最強チームの称号は日本シリーズを制した1チームだけに贈られるべきだし、それもペナント、クライマックス、日本シリーズと制していけば、誰もが認める日本一になれるはずだ。
 強い巨人が戻ってくれば、日本を支える人たちにも希望が戻ってくるような気がする。戦力がどうのこうのは置いておいて、やはり、日本の球界には強い巨人がいなくてはいけないのだろう。そう思えてならない。

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