09月27日付 朝日新聞の報道「浦和、頂点へ過酷な連戦 アジア、J1の2冠視野」へのコメント:

 おらが町の英雄的チームである浦和レッズ。県内のサポーターがその試合結果に一喜一憂しながら、ついにJリーグで優勝までするようになった浦和レッズ。そして狙うはアジアの頂点、AFCチャンピオンズリーグ優勝。一昔前まではJリーグですら最下位が定位置で、一度はJ2落ちまでしたあのレッズがすごいことを成し遂げようとしている。
前年度アジアチャンピオンチームを破ってのベスト4にはおおきな意義があるし、内容以前に結果が求められる短期決戦で強さを見せつけたことは多くのファンを納得させるだけの力がある。

 しかし、である。日本のJリーグのシステムがおかしいのか、何なのか分からないが、今後の不安材料は山積みだ。まず試合日程。サッカーは他のスポーツと比べても、90分間走るタフなスポーツな訳だが、レッズは26日間で7試合をこなしているらしい。これは少なくとも中3日で次の試合を迎えることになるハイペース。その間に練習も入ると考えれば選手の負担はかなりのものと考えられる。
 そもそも、Jリーグはなぜか3月に始まり、12月に終わるという他国から見たら変則的な日程を組んでいる。世界基準では、8月下旬に始まって5月の中旬に終わるというのが一般的。当然、アジアも世界基準を見据えて日程組むわけだから、日本にとっては国内リーグが厳しい時期にクラブの国際大会が開かれることになってしまう。誰が決めたか知らないが、ちょっとアウトローな日本のサッカー。
 そして、Jリーグの規約。Jリーグでは、常にベストメンバーで戦わなくてはならないという規定があるらしい。つまりレッズの場合で言えば、負けられないAFCの方もJリーグも、主力を落とすことなく使い続けなくてはならないということになる。これは負担が大きい。ヨーロッパのトップチームあたりだと、国内リーグとカップ戦、チャンピオンズリーグなど、試合日程が過密になるため、二チーム作れるくらいの戦力を保有しておき、場合に応じて使い分けるということもしている。レッズも今年はある程度の補強をして、AFCに望んでいるわけだが、Jリーグの規約のため、主力の温存は叶わない。ちょっと過労働になる日本のサッカー。

 とはいってきたが、これらの苦労も優勝を争えるチームならではのこと。今年もJリーグを制覇するようなら、レッズの力はかなりのものだろう。ほんとに頑張っていると思う。これも毎試合ごとにスタジアムを埋めて声援を送ってくれるサポーターあってこそ。レッズの資金力はサポータのなせる技なのだ。そんなおらが町のレッズ。僕は心の中で声援を送りつづけています。

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