ここのところ休日は朝寝、昼寝の連続で有益に過ごしている気が全くしない。部屋の掃除くらいはするが、それだけのこと。人に話して誇れるような何かが足りない。
 昔は親に「寝る子は育つ」と言われ、早寝を習慣付けられていた。どうでもいい話だが、そのおかげか、親の忠言をよく聞いていた僕は3兄弟の中で一番背が高くなった。
 子供時代の早寝は意外と難しいもので、習い事に忙殺される中で、宿題など必須事項をこなしていかなければならなかったので、時間を有効に使わなければならなかった。早起き(?)にしても同じことで、お出かけの準備をするのに何分かかるかなどを計算した上で、各行動時間を振り分け、ぎりぎりの時間まで寝て、起きると、どたばたと慌ただしかったものだ。

 そんな風にして、子供時代は早寝早起きを心髄に叩き込んで、有益な時間の使い方を学んできたはずなのに、今となってはそんなことは上の空で、好きな時に起き、好きな時に寝るといった、昔からしたら貴族のような生活を送ってしまっている。まあ、出かける用があるときは、しっかり出るのではあるが。
 これは昔の規律正しい生活の反動なのだろうか。そうだとすると、その反動を押し返すためには、再び自分の中で規律を定めなくてはならないことになる。考えられることとしては、自分の興味の赴くことで時間を過ごすこと。読書やネットサーフィン、資格勉強や音楽鑑賞、はたまた強制的に外出するなど。何でもいいからやってみるというのも一つの策だ。しかし、始めてしまえば簡単なのだろうけれど、始めるには覚悟がいる。昔、とある先輩から話に聞いたところによると、人間の生活レベルというのは一旦上げてしまうとなかなか下げることは出来ないとのことだ。例えば、車。いい車に一度乗ってしまうと、そこからランクを落とすのは難しいらしい。これは、普段の生活にも当てはまると思う。一旦、楽することを覚えてしまうと、そこから規律ある生活に戻すのは難しいのではないか。それが今の僕の状況なのはいうまでもない。
 結論から言うと、努力はするがなるようにしかならないといったところか。どうしても何かを変えなくてはならないという状況に置かれるまでは、本当に何かを変えるために動きはしない気がする。しかし、動き始めた時の僕の力と速さは結構すごいものがある。それは今までの経験で分かっている。ただ、周りを見定めるのを誤らないように、道を外れないように気を付けるだけだ。

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