色々とあったため久しぶりの更新。

 最近、祖母と同居していることは前に書いたが、その祖母に何かしてあげると「ありがとう」と「ごめん」の二通りのどちらかの言葉を返してくれることが多い。「ありがとう」は感謝の気持ちを述べる言葉なので、特に気にはならなかったが、「ごめん」という言葉の使い方が、特に誰と話したわけではないが、気になっている。

 そもそも「ごめん」は非を詫びる言葉であり、祖母の場合はきっと
「本来なら自分で出来ることなのだけれど、わざわざ世話をかけてしまって申し訳ない」
という、自負を込めた意味で使っているのではないかと思う。

 その「ごめん」という言葉の響きがなぜかもどかしい。こちら側としては、祖母はすでに家族の一員であり、気の置けない存在として同居しているつもりではあるが、「ごめん」の一言は私達を拒絶している言葉のように感じてならない。「それほど世話になるつもりはなかった」といった拒否反応とでもいったところだろうか。お互いの信頼関係がまだ構築できていないという残念な感じだ。

 きっと受け入れた私達の側にも不備はあっただろう。祖母の気質を理解して心遣いをするという準備は出来ないまま、同居することになったという背景はある。きっと祖母のことをより理解していくことが、これからは必要になるだろう。そして、祖母の「ごめん」がなくなることが、我が家の新しい一歩になるのだろうと思う。

コメント

EIJI
EIJI
2007年9月4日0:03

ありがとうの代わりにごめん。
何か、自分も時々言っちゃうかも。

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