重耳〈下〉 (講談社文庫)
2007年8月2日 読書
ISBN:4062633256 文庫 宮城谷 昌光 講談社 1996/09 ¥620
完読しました。中国史をかじった者として、尊敬を覚えました。史書を単純に読むだけでは、宮城谷さんが書くほど、人物や事象を活き活きと描けるはずはありません。当時の世界に身を置くほど、深く深く丁寧に読み込まなければ、この小説は世に認められなかったでしょう。(実際、芸術選奨文部大臣賞受賞作になっている)
小説としては、史実を丁寧に説明している文章の性質上、読みづらいかもしれませんが、それにもまして、人物の躍動感は読者を引き込み、夢中にさせてくれると感じました。歴史好きにはたまらない美しい文脈も多くの人を惹きつけているのではないでしょうか。宮城谷さんのその他の作品も、中国史の黎明期には、名を馳せた人物についての小説なので、機会があったらまた拝読させてもらいたいと思います。
完読しました。中国史をかじった者として、尊敬を覚えました。史書を単純に読むだけでは、宮城谷さんが書くほど、人物や事象を活き活きと描けるはずはありません。当時の世界に身を置くほど、深く深く丁寧に読み込まなければ、この小説は世に認められなかったでしょう。(実際、芸術選奨文部大臣賞受賞作になっている)
小説としては、史実を丁寧に説明している文章の性質上、読みづらいかもしれませんが、それにもまして、人物の躍動感は読者を引き込み、夢中にさせてくれると感じました。歴史好きにはたまらない美しい文脈も多くの人を惹きつけているのではないでしょうか。宮城谷さんのその他の作品も、中国史の黎明期には、名を馳せた人物についての小説なので、機会があったらまた拝読させてもらいたいと思います。
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