歩み

2007年4月4日 思うところ
幼い頃から、僕の歩くスピードは、どんな人にも負けないほどだった。本気で歩くと、小走りのOLさんにも負けないくらい速かった。大きくなってから、できるだけ周りに合わせて歩くようにしたが、それでも集団のスピードを速くしてしまうことがよくあった。

ただし、家族で出かけることがあると、集団の牽引者は常に父だった。なぜか、父は自分のペースでしか歩けないらしく、1人で先をきって歩いていた。それは今でも変わらない。本気で歩けば、僕も父に負けないほど速いとは思うが、僕としては、せっかくの家族団欒の時に、敢えて早歩きしようとは思わなかったので、父はだいたいは先頭でみんなと離れていた。

歩くことはいまでも嫌いではない。余力があれば、最寄駅から自宅まで歩いたりもする。自分ひとりで歩くことも、他の人のペースに合わせることも、今では苦にならない。今までの自分は歩き急いでいたような気がする。

敢えて、早歩きをしていた小さい頃は、それこそ、生き急いでいた気がしてならない。今はそれなりのペースで生活できている。速すぎても、遅すぎても、世の流れは変えられないのだから、自分のペースで歩けばいいのだろう。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索