祖父との思い出

2007年4月3日 家族
今日は父方の祖父の祥月命日だ。

父方の祖父(以下、祖父)との思い出に個人的には良い思い出は、ない。自分の記憶にある祖父は、すでに歩行困難となっていた。そのため私達兄弟が近づくと、力いっぱいに自分の方へと引っ張ることが何度もあり(上半身は健全だった)、その恐ろしい力強さがトラウマとなって、兄弟3人とも(特に弟は)、晩年の祖父のことを恐れていた。

今考えれば、あれは祖父なりの、私達へ向けた愛情行動だったのかもしれない。自由に歩けないことへの憤りが、または、私達に存在感を示す行為の結果が、力強い引っ張りとなって現れたのではないか。

そう思うと、もっと祖父のそばにいてあげれば良かったと思う。その後悔とも言えない愛惜の情は、今も生きている自分の大切な人に向けて発せれば、祖父も少しは喜んでくれるだろうか。

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